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2004.09.01

【波照間旅行記13】GetBack!

7/23(3日目) 午前8時

 3日目の朝になりました。今日は、昨日の漁でとった魚を焼いて食べることになってます。関西の2人組は、本当はこの日は朝の船で石垣島に渡ってダイビングをするスケジュールだったそうですが、「ダイビングはいつでもできる」と、そっちはキャンセルしたそうです。

 オレ達は朝食をややゆっくりととり、身支度を整えました。

 確か、おじさんの家に9時集合くらいのスケジュールだったと思います。しかし、おじさんの家に行くと、おじさんはまだ牛の世話から戻ってないとのこと。おばさんは、「牛小屋に行ったらいるよ」と言います。おじさんの牛小屋は、1日目にちょっと立ち寄っただけでしたが、うっしーが「場所わかる」と言うもんで、みんなでうっしーの後をついて行くことにしました。

 おじさんの家からちょっと歩くともう部落を抜け、サトウキビ畑が広がっています。オレ達は誰もいない道をテクテクぞろぞろ歩いていきます。サトウキビ畑を通る時には、なぜか「日曜日よりの使者」が脳内BGMとして流れ、テンションが上がっていきます。シャララーラ、シャラララーラ…。

 しばらく歩いたところで、うっしーは、「多分あの角を曲がったところだよ」とサトウキビ畑の角を指さしました。オレ達は勇んでその角を曲がりました。

 …が、目の前にはサトウキビ畑が広がるばかり。牛小屋なんて影も形もありません。道を聞こうにも、辺りには人っ子ひとりいません。かろうじて山羊ならいますが、山羊語に堪能な人は誰もいません。

 オレのテンションは一気にダウン。みんなの間にも重苦しい空気が漂います。オレ達の周りだけ低気圧です。中心付近の気圧は、895ヘクトパスカル。オレの脳内BGMも、いつの間にか「ドナドナ」に切り替わってました。ドナドナドーナドーナー…。

 この状況を打開するため、うっしー父さんが「あそこにトラックが止まってるから人がいるはずだ。その人に聞こう」と言いました。

 しかし、トラックのところに辿りついても、トラックの主は広い畑の遠くの方をトラクターで耕していました。これじゃ呼んでも叫んでも聞こえようがありません。

 再びダウナーな気分になりかけたそのとき、1台のトラックが通りかかりました。神様!仏様!稲尾様!ジーザス!ブッダ!ハレルヤ!ボナセーラ!ペペロンチーノ!オレは八百万の神々に感謝の意を表しました。

 トラックをよく見ると、運転していたのは、初日の夜、おじさんの家での宴会に来ていた島のおじさんでした。後で冷静に考えたのですが、多分、オレ達が道に迷ってるかもしれないと思って、おばさんがその人に声をかけてくれたのでしょう。しかし、うっしー父さんは、おそらく、その人が初日に宴会で会った人だということすら気付いてませんでしたが。多分、そうです。間違いありません。

 オレ達は、その人のトラックの荷台に乗せてもらました。風を切って、おじさんの牛小屋までぶっトバしていきます。イエー!オレの脳内には、あのおなじみの曲がふたたび大音量で流れ始めました。

 ♪このまま どこか遠く 連れてって くれないか

 いえまあ、牛小屋までで構わないんですが。

(つづく)

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