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2004.11.09

DADA/仲井戸麗市


TOCT-6906/1993.02.03

01. ムーンライト・ドライブ
02. BABY LOVE
03. 向日葵 10.9
04. Hustle
05. さまざまな自由
06. はぐれた遠い子供達へ
07. ランタン
08. 新宿を語る 冬
09. ラジオ
10. 特別な夏
11. DREAMS TO REMEMBER

 仲井戸"CHABO"麗市の3rdソロアルバムにしてRC解散後初めて発表されたアルバム。つまり「RCサクセションの仲井戸麗市」ではなくただの「仲井戸麗市」として発表された初めての作品。チャボ本人も雑誌のインタビューで「実質的なデビューアルバム」といっていた気がする。

 このアルバムが出た頃、オレはわりと真面目にバンド活動にいそしんでいたので、このアルバムの曲はたくさんコピーした気がする。ムーンライト・ドライブ、BABY LOVE、向日葵、HUSTLE、ラジオ、ランタン…。この中では「ランタン」が一番ハマってたかな。これは手にクセが残ってて、今でもギターを手にするとつい「ランタン」を弾いてしまう。

 で、これ学園祭の企画バンドみたいのでやったんだよね。普段は別のパーマネントなバンドがあったんだけど、チャボやりてえなって思ってバンド作ったわけ。パーマネントなバンドではギター専任だったんだけど、せっかくだから自分で歌いてえなって思って。

 で、ベースを“まーくん”っていう同期のヤツに頼んだ。元はスラシュメタルが好きな“スラッシャー”だったんだけど、よく分からんがだんだんジャズとかプログレとかにハマってって早川岳晴も知ってるっつーもんで、まーくんに頼んだ。なによりオレ友達少なかったんでベース弾けるヤツなんてそんなに思いつかなかったし。

 このまーくんってのが典型的ダメ学生で、確か2留とか3留とか結構ダブったりトリプったりしてたわけ。オレはこのまーくんに人生狂わされたと言っても過言ではないね。初めてまーくんのアパートに行った時はびっくりした。部屋には家具らしきものが何一つない。隅のほうにCDと文庫本が山積みされている。そして衝撃的だったのが、ゴミ箱がないってこと。部屋の真中にゴミ袋がどーんと置いてあって、そこにゴミが捨てられてるわけ。さらに部屋の隅っこにはいっぱいになって口が結んであるゴミ袋がいくつか転がってるわけ。「ゴミはゴミ箱に捨てる」って教育されてきたオレの世界はそこでひっくり返ったね。その瞬間オレは、ああそうか、ゴミ箱なんてなくてもいいんだな…って悟った。以後オレの部屋は現在に至るまで荒れ放題。これ全部まーくんのせい。ということにしておこう。オレの部屋が汚いのはお前のせいだ。責任転嫁。なるようになれ…。

 話がそれたけど、はっきり言ってオレはチャボのアルバムではこれが一番お気に入り。なにしろこのアルバムではチャボがエレキ弾きまくり!なのである。

 イケイケロックンロールの「BABY LOVE」ではバッキングだけだけどギターの音がとてもいい。Derek&Dominosのような「向日葵 10.9」では珍しくリード弾きまくり。「はぐれた遠い子供達へ」では情感たっぷりのスライドが堪能できる。「ラジオ」のギターソロの出だしの部分は最高にカッコいい。それから、「ランタン」は清志郎との共作だ。たしか雑誌で「Baby a Go Go」の頃に作った曲だって読んだ気がする。レコード店のチラシに「清志郎との共作もあり!」とかいう文句が書いてあって、CD買って初めてこの曲聴いたときはすごくドキドキしたのを覚えてる。チャボ独特のちょっとモヤモヤした感じの詩の世界もいい。この曲が一番好きかな。

 とにかく最初から最後まで聴きどころ満載で、特にオレのようにエレクトリックなチャボが好きな人には欠かせない1枚。

ロックな日々

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