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2004.11.02

曲がり角のところで

 最近ね、自分がまっとうなオトナになれたかな、とか考えたりすることがあるわけですよ。オレももう30過ぎですからね、立派なオトナになれたかなって自らを省みるわけです。

 で、そう考えるとですね、オトナっていったいなんだろうって思うわけですよ。子供の時と何が違うんだろってね。

 で、ひとつ思いついたわけです。オレはバス通勤なんで毎日バスに乗ってるんですけど、バスの降車ボタンってあるでしょ。次のバス停で降りる人がピンポンって押すやつ。あれにその答えがあることに気付いたわけですよ。

 あれ子供の時は先を争って押したはずなんですよ。一番先に押したやつが勝ちみたいな、そんな勝負が常に行われていたわけですよ。自分は降りないくせに、誰かがボタン押しそうになるとその人より先に押したりしてね。

 ところがですね、オトナになると降車ボタンを押さなくなるわけですよ。あろうことか自分で降りるときも押さないわけです。誰か他の人が押してくれるだろうって空気が漂ってるんですよ。オレは押さないぞ、お前押せよ、みたいな。押したら負けみたいなことになってるわけですよ。子供の頃と逆ですね。

 この勝負がまたシビアでね。だって押さないと乗り過ごしちゃうわけですよ。でも誰か押してくれるかも。ああもうあの角曲がったらバス停だよ。どうしよう、ってスリル満点なわけですよ。でも押さない。

 いやあ、オトナの心境ってフクザツですね。子供と違ってオトナって難しいんですね。

 え?オレですか?オレもねえ、真っ先に押したりしないですねえ、降車ボタン。もういいオトナってことですかねえ。誰かが押してくれるだろうって思っちゃうわけですよ。で、誰かが押すのを待ってるんですよじっと。オトナですかねえ。

 …で、誰も押さないんで焦れてボタンを押そうと立ち上がる人がいるわけですよ。「負けました」って宣言してるようなもんですよ。でも押さないわけにいかないですからね。ちょっとバツが悪そうに立ち上がるわけですよ。

 で、

 その瞬間にオレはボタンを押すわけですよ!その人に先んじてボタンを押すわけですよ!もうその人、せっかく立ち上がったのにオレにボタン押されちゃって悔しがるのなんの!ってそれがまたたまんないわけですよ、うひひひひ。

雑文

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コメント

はじめまして。
このような情景に3年間耐えたことがあります。
そこは地方の路線バス。
同じ学校の制服を着た学生が、少なくとも5人は乗っているバスの中。誰が押すかと、そして、押しかけた時に他の人に押されるような無様なことは避けたいと、互いに牽制していました。
その中で、停留所ギリギリで負けて、押したことが何度かあります。運転手さんに「もっと早く押してくれなきゃ止まらないよ~?」なんて嫌味を言われながら。

あえて「次は~」のアナウンスの時点で押してください。

投稿: あび | 2004.11.03 00:02

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