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2004.12.19

欲求

 オレはマンガが好きだ。まあ現代の日本人でマンガが嫌いな人はあまりいないと思うが。

 マンガ雑誌の定番はなんと言っても週刊少年ジャンプだと思うが、実はオレはジャンプはあまり読んでなかった。同世代の少年達が夢中になっていた「北斗の拳」や「ジョジョ」は読んだことがない。じゃあ何を読んでいたかというと、1つ下の妹の影響で主に少女マンガを読んでいた。小学生の頃は「りぼん」、中学生の頃は「少女コミック」、高校生の頃は「花とゆめ」が主な購読誌だったと思う。

 今になっては「少女マンガを読んでました」ってカミングアウトするのなんか別段なんともないんだけど、中学生くらいまでは友達に知られることには抵抗があったのでこっそりと人目を忍んで読んでいた。誰も知らない。知られちゃいけない。まるでデビルマンの気分である。

 中学生の頃は、「少女コミック」に連載されていた「闇のパープルアイ」が好きだった。妹が単行本を買い揃えていたので何回も読み返した。小田切貢が自爆するシーンなんて何度読んでも泣けた。

 中学3年のときだったか、休み時間にオレの隣の席で女の子が2人お喋りをしていた。

「ねえねえ、こないだ面白いマンガみつけたんだけど。」

 そう言ってその女の子がカバンから取り出したのは「闇のパープルアイ」の確か5巻だった。小田切貢の自爆シーンが載ってる巻だ。

 「あっ」とオレは声をあげそうになった。「知ってるよそのマンガ。小田切さんが自爆するところ泣けるよね。」喉まで出かかったその言葉をグッと飲み込んだ。いかんいかん。オレは成績優秀な学級委員長だった。当時普及し始めていた「オタク」のレッテルを貼られてしまうことは避けなければならなかった。耐えろ。耐えろワタナベ。。オレは楽しいマンガトークに加わりたくなる衝動を抑えるため太ももを指でつねり唇を噛みながら自分に言い聞かせた。今だったら真っ先に話に加わるのだが、当時はそんな軟弱トークは許されなかった。

 そんなオレだが、今でもうっしー(ヨメ)の買ってくる「flowers」という月刊誌をよんでいる。もっともうっしーは主に「風光る」という新撰組のマンガを読むためにその雑誌を買っているが、オレが楽しみに読んでいるのは「ろまんが」という下ネタギャグマンガだ。

 で、さっきからずっと妹とかヨメとか人が買ってきたマンガを読む話ばかりだが、もちろん自分でもマンガを買っている。いまハマっているのは浦沢直樹の「20世紀少年」だ。これを読むために毎週ビッグコミックスピリッツを買っている。「20世紀少年」はうっしーも好きなので、毎週月曜日は会社から帰ると真っ先にスピリッツをうっしーに渡す。

 妻と2人で同じマンガを楽しみに読むというのは共通の話題ができていい。それはいいのだ。それは。

 だが。

 オレはこれからうっしーに渡さなければならない今週号のスピリッツを前に唇をかみ太ももを指でつねりながらある欲求を抑えている。

 吉岡美穂の袋とじ写真集を開けて見たいという欲求を。

雑文

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