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2006.08.30

【雑文】友情

なんかまあ以前書いたかもしれないが思い出したのでもう一度。

オレは幼少のみぎりから、人の目を気にしないで生きるというロックな人間であった。人の目を気にして生きるなんてくだらないことさ、という真理を生まれながらにして会得していたのである。そしてオレは、幼い頃から実際にこれを実践していたのである。人の意見に流されず、自分の意志を貫き通す。そして自分の行動に対して誇りを持ち、後悔したり恥じ入ったりすることはない。

そして周りの人間も、オレのことをそういう人間だと認めていた。

あれは、確か中学2年の夏のことだ。

夏休みのある日、部活(陸上部)の練習もほぼ終わりに近づき、オレは仲の良い友人数人とクールダウンのストレッチをしていた。ストレッチが終わり、下駄箱に向かっててくてくと歩いていると、T君が駆け寄ってきた。

「なあ、ワタナベ。」

ふとT君がいつになく真剣な面持ちで話し掛けてきた。

「ん?」

「あ、いや、その、さ…」

なんだか様子が変だ。なにやらタダならぬ事態のようである。

「…相談があるんだけど」

「うん?」

「あ、あのさあ、俺、マジだから絶対笑うなよ?」

「うん。なんだよ」

「あ、いや。…俺…、俺、痔かもしれないんだ…」

「は?」

「だから、痔かもしれないんだよ、俺」

「…それで?」

「でさあ、新聞とかによく広告載ってんじゃん。『ぢに効きます』みたいなさ…」

「ああ、ヒ○ヤ大黒堂」

「そうそうそれそれ。んで、あれ、『無料のサンプル差し上げます』って書いてあるんだけどさ、俺欲しいんだよ。でも、親にバレたら恥ずかしくてさ、ワタナベ。、代わりに取り寄せてくれない?こんなこと頼めるのは、ワタナベ。しかいないんだよ」

「ああ、いいよ」

「ホント?やっぱワタナベ。ならやってくれると信じてたよ。サンキュー」

そうなのだ。オレは痔に悩む友人のためなら、「ヒ○ヤ大黒堂の無料サンプルを取り寄せる」ことなどなんら恥ずかしがらずに実行する人間だと思われていたし、実際にそうだった。なによりT君のためだ。断る理由など何もなかった。

…まあ結局この件はT君が後日「どうやら痔じゃなかったみたい」ということで実行には移されなかったのだが、(自分で言うのもアレだが)他人からオレがどういう人間だと思われていたかということを示す出来事として、オレの灰色の蛋白質メモリーの奥底に記憶されたのである。

で、そんな記憶がどうしていま引っ張り出されたかということは絶対に秘密である。秘密ったら秘密なのだ。

雑文

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2006.08.22

実験

夜。

ベッドに入ると、うっしー(ヨメ)が迫ってくる。

「足の裏押して」

ここのところ毎晩だ。カンベンしてくれ。いつまでも言いなりになっているわけにはいかないので、ささやかな反抗をしてみた。

「ヤダ」

「お願い。ブログに書いてもいいから」

これはスゴい。なんてこった。うちでいろいろな出来事があっても、ブログに書くことはたいていの場合うっしーにより禁止されるのだ。しかし今回は自ら「書いてもいい」という。そんなにまでして押して欲しいのか。

オレはゴッドハンドの持ち主であるがマッサージは苦手だ。うっしーは、オレがマッサージが下手なのは「愛が無いせいだ」と愛情の問題にしようとしている。違う。違うんだ。愛とは関係ない。愛はあってもマッサージは下手なのだ。骨格の関係かなんか知らんが、親指が反り返らないのだ。だから親指で足の裏を押しても力が入らないのだ。

そんなことをいくら言い訳しても許してはもらえないので、オレは仕方なくうっしーの足の裏のツボを押してやる。うっしーはベッドの上でうつぶせになっている。オレは、うっしーの左足のひざを曲げ、くるぶしから下を持ち上げて足裏のツボを押してやった。

するとどうだ。ものの5分ほどで、うっしーは昇天、つまり寝ちまった。いびきがグーグーもといスヤスヤと聞こえてきた。

オレはふと、このまま手を離したらどうなるだろうと思い、手を離してみた。

うっしーはうつぶせで、左足のひざを曲げてくるぶしから下を持ち上げたまま、それでもグーグー眠っていた。幸せなヤツだ。

めんどくさいのとなんだか腹立たしいのとで、オレはうっしーの足を放置したまま眠ることにした。

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2006.08.17

ゴッドハンド

えー、自分で言うのもなんだが、オレは手先がかなり器用なのだ。

幼いころから図画工作は得意だったし、学生のときは研究室で、半導体チップの上に形成された一辺がコンマ何ミリとかそういうサイズの電極の上に、顕微鏡覗きながらピンセットでワイヤを付けるとかそういう作業(機械がなかったので)は得意中の得意だった。前職は半導体メーカーで開発をやっていたが、やはり顕微鏡を覗きながらのピンセット作業とか超得意。

もし、これはありえない仮定の話なのだが、もし脳外科医とかになっていたら、世界的な名医になってたんじゃないだろうか、オレ。「ゴッドハンド・ワタナベ。」とか言われて。ブラックジャックみたいなもんですよ。

これはうっしー(ヨメ)も同意見なのだ。「なぜ外科医にならなかったのか」と、ときどき思い出したように詰め寄られる。「なぜ有名脳外科医になってガッポガッポ稼ぐ人材にならなかったのか」と。

いや、真面目な話、なんで医者にならなかったかというと、血がダメなのだ。血が苦手なのだ。ぜんぜんダメダメなのだ。もうね、直視できません。やめてくれって感じ。ごめんなさい許してください、そんな感じ。ダメ。血が出るのはダメ。

だから医者はダメ。外科医なんてもってのほか。

もう、自分の体から流れる鮮血なんか見た日にゃ、パニックになってしまうのですよ。

いや、オレ、男でよかった。女はスゲーな。毎月だからな。

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2006.08.14

なっとうの友

いやあ、土曜日、史上最強にお役立ち間違いなしのデバイスを購入しちゃったぜ!じゃーん。

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その名も「なっとうの友」。納豆を混ぜるために開発された、納豆専用の混ぜ棒だ。オレは幼き日々から毎日のように納豆を食し、ネバネバした血が流れていると言われているほどの納豆好きだ。たまらないぜ!じゃあ「なっとうの友」がどんなすぐれアイテムか紹介しよう。

糸がよくひくように、先っちょにはイボイボが!
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2股になってて、
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柄はひとつ。
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これで納豆をぐりぐりとかき混ぜると、通常の3倍の糸を引きます!(ウソ)。いや、3倍は言いすぎかも知らんけど、はしで混ぜるよりもよく糸を引きます。スゴいぜ!ビバ納豆!みんなこれで納豆を食え!

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2006.08.12

お好み焼き

今日の晩飯はお好み焼き。

スーパーに買い物に行ったらキャベツが売り切れだったのでモヤシで代用。お好み焼き粉100g、水1/2カップ、卵2個、長ネギ1本、ちくわ2本、タコ、山芋こぶし大、モヤシ1袋をよく混ぜる。今日は山芋を入れたので生地がふっくらとしてる。

ホットプレートを加熱し、まずは豚バラ肉を焼く。で、肉の上から生地を流して生地を焼く。
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両面焼いて出来上がり。ソース、マヨネーズ、カツブシをかける。あ、紅ショウガ買うの忘れた。大失敗。くそ~。
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気を取り直して、ビール。
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紅ショウガ忘れたけど、あとはうまくできた。冷蔵庫にたまたま山芋があったので、これを入れてみたら、生地がふっくらとして美味しくできた。うめぇ。

ビールも美味い。お好み焼きと合う。

美味いもの食うと幸せだ。

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2006.08.10

【雑文】告知

先週、社会人になってから最大にヤバいこと請け負いのミスをした。というかミスをしたのはもっと前だが、先週になってそのミスが発覚したのだった。

しかもクライアントからの指摘で気付くという始末。ボス連中と対応を協議し、先方に詫びを入れる。

このあたりからなんだかお腹が痛い気がしてくる。

翌朝、出社するなりクライアントから呼び出しをくらう。ひとりで先方に乗り込み、こちらの非を詫びて対応策を協議する。

ん~。やっぱりお腹が痛い気がする。

一瞬、勝負パンツのゴムがきついせいかなとも思ったが、その翌日になってもやっぱりお腹が痛いのだった。

もちろんパンツは毎日履き替えてるわけなので、3日間もずっとお腹が痛いなんておかしい。これはストレスのせいではないだろうか、と心配になる。

そんなことを考えていると、追い討ちをかけるように王監督や清志郎のニュースが頭をよぎる。

ああお腹が痛い。

昼過ぎ、トイレで大きい用を足したとき、便器が赤く染まっていることに気付く。

ヤバい。腹が痛いだけでなく下血までしちまった!

もう難病に侵されたかと思って半ばパニック。こんな状況でオレも清志郎のように前向きなコメントが出せるだろうか、なんてことをぐるぐると考える。そんなことを考えつつも、急いでネットで会社近くの病院を検索。仕事を抜け出し、見つけた病院に行く。

…無機質な診察室。オレは、医者に、ゆっくりと、そして詳しく、自分の症状を伝える。間違いがあってはならない。つらいけど、オレは事実を知らなければならない。そして、その事実を受け入れなければならないのだ。

医者は時折うなづきながらオレの話を聞いていた。オレがひととおり症状の説明を終えると、医者はカルテになにごとか書き込んだあと、オレの方を向いて、ゆっくりと、しかし確実に、こう告げたのだった。

…それは痔ですね…

雑文

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