« 責任 | トップページ | 夜の散歩をしないかね »

2007.08.08

そして俺は酒になった

筒井康隆の短編に「そして俺は酒になった」というのがあった。「あった」と断言しておいて実はいま手元に単行本が無く100%の確信があるわけではないのだが、確かそんな話があったハズだ。

うろ覚えでネタバレになってしまうのだが内容は確かこんなだった。ある科学者が水をアルコールに変化させる薬を作った。しかしその薬は効き目が強くて、世の中の水という水はアルコールになってしまう。ヤケっぱちになった科学者がそのアルコールを飲んだら、薬の作用で自分もアルコールになってしまったという話だ。

えーこれは何という単行本に収録されてたんだっけな?「笑うな」だったかな?昔のことだから記憶が曖昧だな。

そうそう、オレは小学5年生くらいから星新一に始まって筒井康隆、阿刀田高あたりを読みあさっていたのだ。で、星新一はそうでもないんだけど筒井康隆や阿刀田高って結構下ネタがあるのだ。でも小学5年生にはその下ネタがちょっと難しい。

1つ覚えているのは、「無差別連続殺人犯がそれまでの行いを反省して、コンドーム工場に忍び込んでコンドームに無差別に穴を開ける」みたいなことが書いてあったのだが、当時若干11歳だか12歳だかのオレには何が面白いのかサッパリわ分からない。基本的な知識が足りないのだ。「コンドーム」ってなんだ?穴を開けるとどうなるんだ?僕ちゃんわかんない。

この話のオチをどーしても理解したくて辛抱たまらなくなったオレは、思いきって母親に聞いてみることにした。

「ねえ、おかーさん、『コンドーム』って何?」

その瞬間、母親の顔は凍り付いた。しかし母親は、凍り付いた顔のまま「それは男の人が使う道具ですッ」と答えたのだった。そいでもって母親は「これ以上つっこんで聞くんじゃねえオラオラオラ」という負のオーラを発していたので、いい子ちゃんのオレはそれ以上つっこんだ質問をするのをやめたのである。

まあまあこの話のオチはその後ぶじに理解できたのでもういいんですけど。

えーとこれは何のハナシだったっけ。

そうそう、筒井康隆の「そして俺は酒になった」の話だった。

最後、科学者は自分もアルコールになっちゃうんだけど、それはなんでかっていうと、人体は70%だかなんだか要するにほとんど水でできてるから、っていうオチだったのである。

そうなのだ。

人体の大部分は水でできている。貴方も貴女もあの娘も、そしてこのオレも。

いや、オレはどうかな?

なにしろ最近は「47都道府県生茶パンダマスコット」の収集のため生茶ばかり飲んでいるのだオレは。摂取する水分はほぼ生茶だ。

つまりオレの体はほとんど生茶でできていると言っても過言ではない。

そしてオレは生茶になった。

雑文

|

« 責任 | トップページ | 夜の散歩をしないかね »

コメント

はやく生茶になりきれ。
あと一つ・・

投稿: ぽんた | 2007.08.11 00:26

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/42985/16050592

この記事へのトラックバック一覧です: そして俺は酒になった:

« 責任 | トップページ | 夜の散歩をしないかね »