2009.05.04

ロックは鳴り続ける

5月2日の深夜から、1日とちょっと。なんていうか、まだ、実感は無い。なぜだかわからないけど、想像していたような喪失感もまだ無い。

清志郎の肉体は滅んでしまった。でも、オレは明日も明後日も、清志郎の歌を聴き続けることができる。ライブではないけど、記録された音楽は鳴り続ける。記憶をたどれば、結果的に最後の野音になってしまったYAON 35のライブパフォーマンス(NICE MIDDLE以降ではこれがベストパフォーマンスだったと思う)も、なんとか思い出せる。それ以外のライブも、断片的にでも思い出せることは山ほどある。

当たり前だけど、オレはこれからもずっと生きていく。多分、これからの人生で一番多く聞くのは清志郎の歌になるだろう。これまでそうであったように。

まだまだ、清志郎のロックは鳴り続けるのだ。

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2006.03.16

【音楽】the TEARS OF a CLOWN/RCサクセション

TEARSOFCLOWN
TOCT-11094/1986.10.02

01. IN THE MIDNIGHT HOUR
02. Sweet Soul Music~Strawberry Fields Forever
03. 君が僕を知っている
04. ラプソディー
05. よそ者
06. 君はそのうち死ぬだろう
07. 打破
08. スローバラード
09. SKY PILOT/スカイ・パイロット
10. トランジスタ・ラジオ
11. ドカドカうるさいR&Rバンド
12. LONELY NIGHT(NEVER NEVER)
13. ヒッピーに捧ぐ
14. 自由
15. 雨あがりの夜空に

86年発売の「RC中興の祖」ともいえるライブアルバム。

オレはこのときのRCをリアルタイムで聞いていたわけではないのだが、「Feel So Bad」と「ハートのエース」で萎えたファンの心をグイッと引き戻したことは想像に難くない。なにしろ収録曲がいいよなあ。「雨あがり」も「トランジスタ・ラジオ」も「ドカドカ」も「君僕」も「スロバラ」も「Sweet Soul」もみんな入ってる!

オレはねえ…、「Rhapsody Naked」が出る前までは、無人島に漂流したときに、神様に、「CDを1枚だけ与えてやろう」って言われたら速攻で「TEARS OF CLOWN!」てお願いしようと決めてたんだよなー。でも今は「Rhapsody Naked」が出ちゃったからどうしよう。悩む。「Rhapsody Naked」は2枚組だから神様にダメって言われるかな?ねえ神様、2枚組CDでもいいですか?なんて。

「TEARS OF CLOWN」は清志郎の声がいいよなあ。「Rhapsody Naked」っつーか81年くらいまではなんかちょっとハスキーってかかすれ気味なんだけど、「TEARS OF CLOWN」の頃はスゲーなんつーかキラキラしてんだよね声が。もう絶好調だよね。バンドの勢いみたいのはちょっと薄れちゃってるんだけど、それでもやっぱすげえよなあ。会場も日比谷野音だしさ。よくわかんねーけど日比谷野音っつたらRCのホームグラウンドっていう感じするよね。バックで鳴いているセミもいい味出してんだよなあ。夏だよなあ。野音だよなあ。

個人的には「ライブアルバム」っていうとイコール「TEARS OF CLOWN」なんだよね。高校生のころ聴いた爆風スランプの「ひどく暑かった日のラブソング」に、「君を初めて部屋に呼んだのは/夏の終わりの僕の誕生日/リボンをかけた君のプレゼント/あのバンドのライブLP」っていう一節があるんだけど、「あのバンドのライブLP」ってところを聞くたびに「TEARS OF CLOWN」が頭に浮かんだ。

まあとにかく、すごいのよ。円熟したRCサクセションの、円熟した名曲の演奏が聴ける。チャボのギターの音がベシャってしてるのが微妙に不満なんだけど、とりあえず許す!デジタルリマスターで再発されたことだし、RC聴いたことないやつはまずこれを聴け!!これが2000円で買えるなんて超おトクだ!!

ちなみにオレは旧盤と再発盤をあわせて3枚持ってる(笑)。一家に一枚、必聴!

ロックな日々

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2005.12.30

X'mas 35/忌野清志郎

 今年も行ってきました。12月25日クリスマスの夜、渋谷AXでの忌野清志郎 & NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNSのクリスマスライブ。昨年は、頑張って早い時間に会場入りして3時間のスタンディングでヘロヘロになったので、今回は後ろでもいいや、ってハナからあきらめて時間ぎりぎりに会場入り。

 18時10分頃、バンドのメンバーが登場。野音の時と同じファンファーレが鳴る。ファンファーレが終わると上から雪が。そしてステージ袖からおなじみ謎の呼び込み男が登場。しかし、この雪の量が尋常でない。まるで吹雪のようだ。呼び込み男は、それでも吹雪に耐えながら清志郎を呼び込む。「紹介しよう、GOD、忌野清志郎~~!!」。バンドは「Rock Me Baby」のイントロ。ステージ脇からは、派手なスーツにマント(ガウン?)をまとった清志郎が執事に肩を叩かれながら登場。いつものパターンだ。清志郎はステージを右に左にと練り歩く。

 …と、オレは気付いてしまった。清志郎っぽい格好してるけど、ありゃニセモノだ。手の振り方が違し、なにより顔がヤケにデカい。きっとニセモノに気を惹きつけといて、本物はどっか別のところから登場するんだろう。ああ、こんなとき冷静にこんなこと考えちゃうなんてよくないなオレ、とか思ってると、「Rock'n Rollが始まる~」と本物の清志郎がドラムセットの上のひな壇から登場。赤のチェックのスーツだ。かっちょイー。

 前半は「自由」「RAZOR SHARP」「SKY PILOT」とNICE MIDDLEではあまりやっていない曲を立て続けに演奏。「SKY PILOT」はアレンジが変わってて、イントロ聞いたときは新曲かと思った。この日はMC少なめでガンガン演奏する感じ。だけど、「オレより若い奴はオレより先に死なないで欲しい。天国で先輩面できないじゃないか」と言って、1988年に本田美奈子(たぶん「本田美奈子withワイルドキャッツ」時代)に提供したという「あなたと、熱帯」。詩は誰だっていってたか作詞家が作って、清志郎が曲をつけたらしい。イントロと間奏が、フロアタムをドコドコ鳴らすジャングルビートみたいな感じ。そして、「昔は大家と店子といえば親子も同然だったけど、最近はこんな大家はいなくなりました。逆ギレされちゃうし」と言って「恐るべきジェネレーションの違い」。イントロはベースじゃなくて、厚見さんのウネウネしたキーボードだった。イントロのアレンジは変わってたけど、清志郎がタンバリンを両手でグルグルやるアクションが懐かしい。間奏で片山さんの頭にいくつもタンバリンを重ねていくのも懐かしい。

 「GOD」で清志郎が一時退場して、三宅コーナー2曲のあと「鶏肌」という流れは昨年のクリスマスライブとおんなじだ。あとはもう「トランジスタ・ラジオ」から始まってRCナンバー連発。Sweet Soul Musicの後のメドレーは、John Lennonの「Happy Xmas」だった。最後は「キモちE」で本編終了。んー。なんだか「BABY何もかも」とマントショーをやらないで本編が終わってしまった。とっても違和感があるぞ。これじゃまるでRCサクセションみたいじゃないか。マントショーがないとNICE MIDDLEじゃないみたいだ。

 …と思ったら、アンコール一発目で「BABY何もかも」。マントショー、布団ショー、コタツでみかんショーまでちゃんとやってくれた。春先のツアーと同じく、マントショーの途中で演奏が止まり、そこから「雨あがり~」のイントロ。最近すっかり恒例になったコール&レスポンスになぜか「きよしこの夜」や「ジングルベル」をはさみつつ、一回目のアンコール終了。

 アンコール2発目は、「IN THE MIDNIGHT HOUR」からスタート。「ダーリン・ミシン」をやって「JUMP」ではAXにも風船登場。これでおわりか、と思ったらもう一回アンコールがあるらしい。メンバーが引っ込んだ後、スタッフがステージに何か運んでる…。ローソクだ。去年はローソクの明かりで清志郎が「イマジン」を弾き語ったが、今年は何をやるんだろう?と思っていたらメンバー全員再登場。「世界中~」をやっておしまい。

 いや~、最近セットリストがややマンネリ気味とも言われていたけど、新鮮な曲がいくつもあってよかった。本編で「BABY何もかも」をやらないのもよかったかも。清志郎もよく声が出てたし。また楽しいライブを見せてくれ、頼むぜ。

追伸:
「ニセ清志郎」、この方だったんだ…。


■セットリスト
2004.12.25 at SHIBUYA-AX
忌野清志郎 & NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS
(Vo.忌野清志郎, G.三宅伸治, B.中村きたろう, Key. 厚見玲衣, Dr.宮川剛, A.Sax.梅津和時, T.Sax.片山広明, Tp.渡辺隆雄)

01. Rock Me Baby
02. 自由
03. RAZOR SHARP・キレる奴
(以下04~10まで曲順失念)
SKY PILOT
仕草
あなたと、熱帯(本田美奈子への提供曲)
いい事ばかりはありゃしない
ウイルス
雑踏
恐るべきジェネレーションの違い (Oh, Ya!)
11. GOD
12. 今宵はクリスマス (Vo,三宅)
13. Run Rudolph Run (Vo.三宅)
14. 鶏肌
15. トランジスタ・ラジオ
16. スローバラード
17. Sweet Soul Music~Happy Xmas
18. ドカドカうるさいR&Rバンド
19. キモちE
En1
01. BABY何もかも
02. 雨あがりの夜空に
En2
01. IN THE MIDNIGHT HOUR
02. ダーリン・ミシン
03. JUMP
En3
01. 世界中の人に自慢したいよ

ロックな日々

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2005.11.10

ミラクル(DVD)/RCサクセション

B0000D8RRI
TOBF5159/1990.11.28

01. オープニング
02. キモちE
03. ガ・ガ・ガ・ガ・ガ
04. FULL OF TEARS ~涙あふれて~
05. ぼくの自転車のうしろに乗りなよ
06. ぼくの好きな先生
07. 2時間35分
08. シュー
09. あふれる熱い涙
10. I LIKE YOU
11. やさしさ
12. 少女達へ
13. スローバラード
14. トランジスタ・ラジオ
15. 上を向いて歩こう
16. いい事ばかりはありゃしない
17. 雨あがりの夜空に

 RCサクセションのデビュー20周年記念ビデオ。…なんだけど、この年の初めにキーボードのGee2woが脱退、さらに「Baby a Go Go」のレコーディング中にドラムの新井田耕造まで脱退してしまいバンドはボロボロの状態。

 まあGee2woの脱退はある程度前から決まっていたようだけど、新井田さんの脱退は本当に突然でショックだった。

 忘れもしない90年7月の横浜アリーナ、20周年イヤー最初のライブのときだ。オレは(というかほとんどのファンは)、新井田さんが脱退したとは知らず、4人になったRCを見に行った。ところが会場に着いてビックリ。例のアサミカヨコの清志郎、チャボ、リンコのイラストに「ついに3人になっちゃいました。メンバー募集中!」と書かれたもはや自虐的なチラシが。「え!?コーちゃんまでやめちゃったの!?」って感じ。

 そんなこんなで3人になっちゃったRC、ドラムに春日博文、キーボードに厚見玲衣をサポートメンバーとしてライブを行った。「ミラクル」はそんなRCの最後の日比谷野音ライブを収めたビデオだ。

 この年の野音ライブは4日間。ビデオになったのは3日目と4日目。ライブは基本的に5人で行われた。Blue Day Hornsも金子マリもいない(アンコールで片山広明が出てきたけど)。しかし改めてじっくり聴いてみると、厚見玲依の貢献度が結構高い。この編成だと当然かもしれないけど。

 まあバンドはボロボロだったんだけど、演奏は結構あなどれない部分がある。中でも、チャボのスライドと厚見さんのオルガンがいい味出してる「僕の自転車の後ろに乗りなよ」、厚見さんのピアノが印象的な「やさしさ」は、何気に名演。途中ワンコーラスをチャボが歌う「いい事ばかりはありゃしない」も妙な説得力がある。ホーンセクションがいないから「スローバラード」の間奏がチャボのギターソロだったりするのも新鮮。

 さて、録画されたのは野音4daysの後半なんだけど、当時若干18歳のワタナベ。少年は初日のライブを見たのだった。ネットで検索して当時のセットリストを入手。こんな感じだった。

1990.09.01 at 日比谷野音
RCサクセション

01. キモちE
02. ねむれないTonight
03. 君が僕を知っている
04. ガ・ガ・ガ・ガ・ガ
05. やさしさ
06. 僕とあの娘
07. 空がまた暗くなる
08. ラー・ラー・ラ・ラ・ラ
09. ぼくの自転車のうしろに乗りなよ
10. Oh!Baby
11. ぼくの好きな先生
12. 2時間35分
13. エミちゃんおめでとう
14. シュー
15. あふれる熱い涙
16. I LIKE YOU
17. けむり
18. スローバラード
19. 少女達へ(Vo.チャボ)
20. 慕情(Vo.チャボ)
21. トランジスタ・ラジオ
22. DDはCCライダー
23. 自由
24. ドカドカうるさいR&Rバンド

En1
01. チャンスは今夜
02. 上を向いて歩こう
03. いい事ばかりはありゃしない
04. 雨上がりの夜空に
En2
01. 夜の散歩をしないかね

 ビデオには片山広明しか出てないけど、初日は梅津さんも出たんじゃなかったかな。確か。本編の「トランジスタ・ラジオ」で1曲だけ梅津片山のBlue Day Hornsが出てきて演奏した気がする。んで、清志郎が「久しぶりだぜドクトル梅津」って言ってた気がする。アンコールではチャボが「懐かしいのやっちゅうよ~」と言って「チャンスは今夜」をやった。2回目のアンコールは「夜の散歩をしないかね」。RC解散後、清志郎とチャボが共演するときは最後2人でこれを演奏して締めるってのが多いけど、この日は5人で演奏したんじゃないかな。どんなアレンジだったかよく覚えてないけど。

 とにかくこれでオレのRC体験は終了してしまった。うーん、なんか感慨深いな。

ロックな日々

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2005.10.27

RHAPSODY NAKED/RCサクセション

ラプソディー ネイキッド
RC SUCCESSION
B000AU1N5G
UMCK-1197/2005.10.26

01. Opening MC
02. よォーこそ
03. ロックン・ロール・ ショー
04. エネルギー Oh エネルギー
05. ラプソディー
06. ボスしけてるぜ
07. まりんブルース
08. たとえばこんなラヴ・ソング
09. いい事ばかりはありゃしない
10. Sweet Soul Music~The Dock Of The Bay
11. エンジェル
12. お墓
13. ブン・ブン・ブン
14. ステップ!
15. スローバラード
16. 雨あがりの夜空に
17. 上を向いて歩こう
18. キモちE
19. 指輪をはめたい

 「ロックバンド」に進化したRCサクセションの実質的なデビューアルバム「ラプソディ」の完全版。「ラプソディ」といえばあれですよ。日本のロックの名盤中の名盤ですよ。1980年4月の久保講堂でのライブを納めたライブ盤。もう今から四半世紀も前だ。おれなんか当時若干8歳!小学2年生じゃん!当然RCサクセションなんか聴いてるわけない。オレがRCと出会うのはこの8年後だ。

 そんなわけでオリジナルの「ラプソディ」をリアルタイムで聴けた人はうらやましい。「ラプソディ」をリアルタイムで聴いた人って、たぶん当時15~18歳くらいだった人が多いと思うけど、あれだよね。このくらいの年齢って、もうなんつーか全身が性感帯みたいな。もう多感な年頃でビンビンに感じちゃうわけですよ。オレだって15~18歳のころにリアルタイムで聞いた後期RC、ボ・ガンボス、The Wellsなんかはビシビシ感じちゃって強烈なインパクトが脳裏に刻まれえてるわけよ。もうね、そんなときに「ラプソディ」をリアルタイムで聴いていたらどうなっていたか。想像するだけで恐ろしい。「もう死んじゃう~」とか、「堪忍して~」とか、そんな感じなんだろう、多分。

 さて、「ラプソディー・ネイキッド」。CD2枚とおまけのDVDのセット。中のブックレットには、当時KITTY RECORDのディレクターだったナントカさんのアツいコメントが。この人確か、オリジナル「ラプソディ」の裏ジャケットの英文を書いた(書かせた?)人でしょ?後追いファンのオレは、このブックレット読んで初めて、久保講堂ライブがライブアルバムを出すためのライブだったということを初めて知った。しかし、このライブを実際に観れた人、1000人ちょいだったらしいけど、うらやましさの頂点だね。チャボは今からじゃ想像もつかないほどイケイケだし。清志郎も全開バリバリ。

 新たに追加された9曲は、即興の「まりんブルース」を除いては今となっては目新しさのない曲ばかりだけど、小川銀次が弾く「ロックン・ロール・ショー」が妙にクネクネしててちょっと違和感があったり、金子マリがコーラスしてる「いい事ばかりはありゃしない」のサビが妙にブルージーだったり、「お墓」がレゲエじゃなかったり、梅津さんの髪がフサフサだったり、新鮮な部分もある。そしてオリジナル「ラプソディ」に収録されていた曲も、清志郎が「ブン・ブン・ブン」や「キモちE」の歌い出しを間違えているところもそのままになっていて、ライブの臨場感バリバリ。気のせいかリマスターのせいか音もいい。特にドラムがスゴい。コーちゃんスゴいぜ!

 そんなわけで、30過ぎて不感症になったオレでも十分に気持ちいいライブ盤。やっぱすげーわRC。

ロックな日々

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2005.08.15

YAON35/忌野清志郎

 夏といえばこれしかないぜ!ってなわけで清志郎の日比谷野音ライブに行ってきた。

 バンドがNice Middleになって3回目の野音だけど、今年のオレはひと味違う!フッフッフ。何を隠そう、今さらながらファンクラブに入ったので席がA席なのだ!!素晴らしい!!RCのファンになって以来、苦節17年。母さん、ようやくオレはここまで来たよ!ステージやや左手の3列目だよ!

 いや~、こないだの所沢のライブに次ぐ近さだ。スゴイぜ。何しろAブロックに入るときには雨ガッパが配られちゃってるぜ。おーおー、確かにここなら清志郎が撒いた水がかかっちゃう距離だぜ!カモンカモン!

 そんな感じで開演10分前くらいに会場入りし、おとなしく開演を待つ。熱い。セミがたくさん鳴いてる。野音だ。

 ほぼ定刻、バンドのメンバーが現れる。イエー!待ってました!

 まずホーンセクションがファンファーレを奏でる。で、キメのところで野音の空に一斉にハトが舞う!って段取りだったと思うけど、ハトのカゴがトラブってて(オレの真ん前だったのでよく見えた)、1、2羽づつポツポツと飛び立っていく。その間、いつものMCがいつものアオリ文句。「今年で35周年だ!人々に愛と勇気を与え続けてきた!(中略)GOD!忌野!清志郎ーーー!」

 で、1曲目はやっぱり「Rock Me Baby」だ!カックイイ!しばらく前回のツアーでも演奏された曲が続く。ちょっと驚いたのが5曲目、イントロ聞いて、あれ?何だろ?と思ったけど、「ありふれた出来事」だ!マイ・フェイバリット・アルバム「MARVY」の曲だ!ギターソロとか、割とオリジナルに忠実なアレンジだ。意外な曲が聴けて嬉しい。

 「ラプソディ」を挟んで、ヒロシの真似の後、新曲の「愛を謡おう」、そして「サマータイム・ブルース」。今年は「アルカイダに北朝鮮/テロリストどもが狙ってる」という歌詞だった。

 「サマータイム・ブルース」が終わると、「Walkin'」のCMソングが流れる中、ホーンセクションを除くバンドのメンバー共々客席へ。BブロックとCブロックの間に設けられた「サブステージ」で「初期のRCサクセション」モード。オレからは遠ざかってしまったが、清志郎が「前の席の人たちナマイキですよね」なんて言ったもんで、C席はスゴい盛り上がりだ。「去年の今頃」「体操しようよ」なんて貴重な曲が聴けた。後ろ向きだったのではっきり分からなかったが、清志郎はウクレレ、三宅は多分マンドリンとスチールギターを弾いてたと思う。「独自のサウンドでお送りしています」「何だか分からないけど復帰したときのエルビス・プレスリーみたいだ」「国民に温かく迎えられています」って感じ。

 このコーナーでよかったのは「忙しすぎたから」。「GLAD ALL OVER」でチャボが歌ってるのが印象に残ってるけど、清志郎が歌うのもよかった。あと、RC20周年ソングの「あふれる熱い涙」。「tu tulululu…」のコーラス、20周年のときも歌ったなあ…。

 サブステージのラストは「ラーラーラ・ラ・ラ」。最後はステージにホーンセクションが登場し、清志郎たちは歌いながらサブステージからステージに移動。しばらく「ラーラーラララ…」って歌ってたら、突如ドラムのイントロからぶっといギターのリフが…、「ロックン・ロール・ショー」だ!!気が付けばいつの間にか陽も暮れて真っ暗。赤、青、紫のライトに照らされるステージが、エラいカッコイイ。切り替わった。一瞬にしてロックに切り替わった。ここの切り替わりのとこが、この日いちばんカッコよかった。

 三宅コーナーから「GOD」で清志郎がステージ後方の階段上に現れるのはこないだのツアーと同じ。ここもカッコイイ。ライトが一瞬当たって清志郎がパッと浮かびあがるところなんか最高!

 で、「仕草」と「君を信じてる」をじっくりと聴かせた後はおなじみの盛り上がりソング連発。アンコールは最後みんなで「JUMP」して終了。

 いや~、しかし。前のツアーからそうだけど、清志郎の喉の調子は絶好調!!「Baby何もかも」なんて本編ラスト前なのに鳥肌立つくらいすばらしかったよ。もう最高!素晴らしい!文句無し!


■セットリスト
2005.08.14 at 日比谷野外音楽堂
YAON35/忌野清志郎 & NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS
(Vo.忌野清志郎, G.三宅伸治, B.中村きたろう, Key. 厚見玲衣, Dr.宮川剛, A.Sax.梅津和時, T.Sax.片山広明, Tp.渡辺隆雄)

01. Rock Me Baby
02. ブン・ブン・ブン
03. トランジスタ・ラジオ
04. Remember You
05. ありふれた出来事part2
06. ラプソディ
07. 愛を謳おう
08. サマータイム・ブルース

(09-14@サブステージ)
09. 去年の今頃
10. 僕の好きな先生
11. 忙しすぎたから
12. あふれる熱い涙
13. 体操しようよ
14. ラーラーラ・ラ・ラ

15. ロックンロールショー
16. It's Alright (Vo.三宅)
17. ブルースンロール (Vo.三宅)
18. GOD
19. わからず屋総本家
20. 仕草
21. 君を信じてる
22. ドカドカうるさいR&Rバンド
23. 雨上がりの夜空に
24. Baby何もかも
25. キモちE

EN
01. WANTED
02. 上を向いて歩こう
03. JUMP

ロックな日々

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2005.07.08

THE Duet/仲井戸麗市×駒沢裕城

050705_210501  えー、そんなわけで7月5日、チャボの「THE Duet」というライブに行ってきた。このシリーズ、弾き語りチャボ+ゲストという編成で5、7、9月にそれぞれゲストを変えて演奏という趣旨らしい。既に5月に一発目が行われたんだけど、残念ながらオレは欠席。二発目の今回が初参戦だぜイエー!

 はい、ま、ゴールデンウィークのころ麗蘭でイベント出演というのもあったんだけどそれらをことごとく欠席したので、3月の「プチ大仕事」以来の生チャボ。しししかーも、弾き語りスタイルのチャボを見るのは96年以来9年ぶり!

 会場は「ティアラこうとう」というところの小ホールで定員140人!小さっ!もうオレなんか後ろから2列目だったにもかかわらずステージがスゲー近かった。

 さて、この日のDUETの相手は駒沢裕城さんという、「日本を代表するペダル・スチールギター奏者」。オレはペダル・スチールギターとスチールギターの違いすらよく分からないのだが、ま、ハワイアンの「みょわーん」って音が出る楽器なんじゃねえかなあ程度の認識でライブに望んだ。7月で夏だから「みょわーん」なんだろうなあ。確か駒沢さんはミニアルバム「プレゼント」シリーズの夏のやつに入ってる「Short Vacation」って曲で演奏していたはずだ。あれはまさに「みょわーん」って感じだったなあ。あの曲はきっと演るだろうなあ。

 なんてことを考えながら待ってると客電が消えた。開演だ。

 …コツ、コツ、コツ…。靴音を響かせ、暗いステージにまずはチャボがひとりで登場。チェットアトキンスモデルを手に、まずは「幻想の旅人の唄」。チャボ、意外とリラックスしてるみたい。

 で、チャボはひとりで1曲歌うと、早速駒沢さんを呼び込む。「紹介するね、日本を代表するペダル・スチールギター奏者、駒沢裕城くん!」。

 で、駒沢さん登場。心なしか風貌まで「みょわーん」としてるような…。チャボが言うには駒沢さん、例によって本番前緊張しまくりのチャボの横で直前まで弁当食ってたらしい。確かにそんな雰囲気。

 で、駒沢さん。風貌は「みょわーん」なのだが、演奏が始まるとビックリ。音が「みょわーん」だけじゃないのよ。目の前に宇宙が広がっていく感じ。ま、基本的には「みょわーん」「てろーん」って感じなんだけど、なんかシンセサイザーのようだったりバイオリンのようだったり。この柔らかい音がチャボの固いゴツゴツとしたカッティングと相手良くていい感じ。遊びでちょっとやったベンチャーズの「パイプライン」ではズクズクテケテケいうリズムを刻んだりもして、めちゃめちゃ奥深いぞ、ペダル・スチールギター!

 非常に残念なことにオレはこの日「タイムリミット」があって、ポエトリー・リーディングが終わったところで泣く泣く会場を後にした。

 「サイクリング」「遥かな手紙」「blue moon」とか久しぶりに聴けてよかったし、「プチ大仕事」でも演った「トワイライト」「ホーボーへ」も良かった。できれば最後まで観て、「ガルシアの風」や「いいぜbaby」や「魔法を信じるかい?」も聴きたかったな…。また今度の楽しみってことで。

■セットリスト(公式サイトより)
仲井戸“CHABO”麗市[THE Duet]
2005年7月5日 at ティアラこうとう 小ホール
ギター、歌:仲井戸“CHABO”麗市×ペダル・スチール・ギター:駒沢裕城

01. 幻想の旅人の唄
02. 風景
03. ホーボーへ
04. サイクリング
05. Heaven
06. Short Vacation
07. 熊野神社を通って
08. BLUE MOON
09. Twilight
10. 遥かな手紙(ニジェールから)

[ポエトリー・リーディング]
 1. サマーホリデイ
 2. 会いたかった人
 3. 唄
 4. 特別な夏
 5. Good Day
 6. ウー・ラ・ラ・ラ
 7. プリテンダー
 8. My R&R
 9. うれしい予感
 10. かもめ

11. 夏に続く午後
12. 真夜中を突っ走れ
13. ガルシアの風

Enc.
01. 魔法を信じるかい?
02. 久遠
03. いいぜBABY
04. ホーボーズ・ララバイ
05. 家路

■リンク
DOWN TOWN DIARY
徒然地獄編集日記
うらKAN

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2005.06.12

GOD TOUR35@所沢/忌野清志郎

 えー、鎌倉のライブも終わったことだし、6月3日の清志郎ライブ@所沢の詳細など。

 この日オレは、幸か不幸か日野の客先へ出張の予定が入っていた。仕事はほぼ予定通り、5時ちょい前に終わり、日野駅から中央線に乗り込んだ。国分寺で西武線に乗り換え、航空公園まで。日野~国分寺と(乗り換えだけだけど)RCサクセションの「匂い」を感じつつ会場へ向かう。

 会場の所沢ミューズ・マーキーホールは、キャパ800人弱。円形ですり鉢状になっていて、後ろの方でもステージがよく見えそう。しかーし!この日のオレの席はなんと2列目!なのだ!!もう自分史上、最高キレイって感じ。期待が高まるぜぇ。

 今回のツアーは5月20日から始まっている。今やネットでちょっとググればライブレポなんかいたる所にあるんだけど、オレはこの日のライブに備えてその手の情報は一切見ないで予備知識なしでやってきた。ま、前半は最新アルバム「GOD」の曲を中心に構成し、最後はRCナンバーで畳みかけるっていう構成なんだろうけど。

 で、6時半過ぎに開演。客電が消え、SEに「ツァラトゥストゥラはかく語りき」が流れる。ステージに清志郎のライブ映像が映しだされる。ライブ映像の合間に、会場入り口らしき映像が。あれ?このホールの入り口じゃんこれ。そして、ライブ映像の合間にこの日会場入りするメンバーが映しだされる。おお、おもしれーなこれ。

 映像が終わってメンバー登場。この日もアースデイ同様、「KINGのテーマ」はやらずにいきなりMCが登場して清志郎を呼びこむ。「紹介しよう、GOD!忌野清志郎!」

 で、予想通り「Rock Me Baby」のイントロ。ステージ左手っちゅうかオレの目の前から清志郎登場!すげー近い!近すぎるよGOD!もう清志郎の顔のシワまでよく見える!目も合っちゃう気がする!

 セットリストはだいたい予想通り、「ブン・ブン・ブン」を挟んだけど、前半は「GOD」の曲を中心に。

 「所沢、ほとんど地元です。親戚とかいっぱい来てます!」
 「地元っていうことで、ト・ク・ベ・ツに35年前のデビュー曲をやります!」

 というリップサービスの後、「宝くじ」と「先生」の初期のRCコーナー。「僕の好きな先生」のときは、ステージ上に当時の映像(RCのビデオ「ミラクル」やTVKのDVDに収録されてる映像と同じもの)が映し出されるという35周年っぽい演出。「サイクリングブルース」のときもサイクリングの映像が映し出された。

 その後、清志郎が引っ込んで三宅コーナーの後、シンセサイザーのイントロ…「GOD」だ!と、ステージ後部の上方にライトがあたる。そこにはいつのまにか清志郎が!!これはカッチョいい演出だ!マントを羽織った清志郎はゆっくりと階段を降り、ステージ前方へ。「GOD」を歌い上げる。この曲、聴くたびによくなっていく気がする。歌詞も、アレンジも、よくできてると思う。

 で、寸劇つきの「わからず屋」(あの寸劇はちょっとどうかと思うが、まあメンバーみんな楽しそうだったからいいか。)の後は、「仕草」、そして…。

 繊細なピアノのイントロ。これは「君を信じてる」だ。CDではいきなり歌から入るけど、ライブではピアノのイントロつき。ここが「本日のハイライト」。清志郎の切ない歌声に、鳥肌たちそう…。

 ピアノのイントロから始まって、清志郎の歌に、最後はホーンセクションも加わってゴージャスなエンディング。最後にジャーンってなったとこで、あーこりゃ次は「トランジスタ・ラジオ」だなって思ったら本当にドラムのカウントからあのガキーンっていうイントロがキターーーーーーーー!!で、あとはもうなんちゅうかRCナンバーで畳みかける大予定調和大会!もちろん締めは「Baby何もかも」、いつも通り戦争(や若貴兄弟の確執も)を憂慮したMCの後、「愛し合ってるかい?」で「めっさアツいラブソング」。エンディングのマントショーに、ああこれで本編終わりかあ…などと考えていたら、突然演奏が止まった。あれ?と思ったとたん、「雨上がり」のイントロ!!

 これはヤラれた。もう最近の流れからエンディングは長々とマントショーをやるのかと思ってたけど、マントショー(+布団ショー)あっさり目で、突然「雨上がり」。もう終わりと思ってたのにまだ「雨上がり」。客の「マントショー慣れ」を逆手に取ったような演出には、ヤラれた。カッチョよすぎ。

 本編終わったとこでイスに座ってひとやすみ。ふう…。

 …と気を抜いていたら、真っ暗なステージから突然「WANTED」のイントロが!!立ちあがってステージを見ると、他のメンバーは揃ってる(暗い中メンバーがステージに出たのに気付かなかった)のに、清志郎がいない!すると、客席左手の非常口から清志郎が歌いながら登場!客席乱入だぁ!清志郎は2人の屈強なボディガード?に守られつつ(もみくちゃにされてたけど…)、客席を抜けてステージへ上がる。ボディガードも一緒にステージに上がる。よく見るとこのボディガード、ドラキュラみたいなキバを生やしていた。サングラスをかけキバを生やしたボディーガード…。このセンスいいねえ。

 最後は「JUMP」でみんなジャンプして大団円の終了。途中、ヒロシのモノマネ(「キヨシです…。息子が口をきいてくれません」)とか、「JUMP」の時に客席に風船いれたりしたのはちょっと余計かな、と思ったりもしたが、メンバー登場前のビデオとか、「GOD」の登場の仕方とか、突然の「雨上がり」とか、ライブの構成は全体的によかったと思う。ホールの音響もよくて、それぞれの楽器の音がばっちり分離して聞こえてすごくよかった。言うまでもなくNice Middleの演奏はカンペキだし。このホールでまた見てみたい。あと、なんて言っても2列目で、清志郎が鳴らしたクラッカーの火薬の匂いが嗅げてしまう臨場感に大満足。

 RC解散以来、どちらかというと「チャボ派」だったオレだけど、いま頭の中はすっかり「清志郎モード」。夏の野音も楽しみだ!!
 

■セットリスト
2005.06.03 at 所沢 ミューズ マーキーホール
忌野清志郎 & NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS
(Vo.忌野清志郎, G.三宅伸治, B.中村きたろう, Key. 厚見玲衣, Dr.宮川剛, A.Sax.梅津和時, T.Sax.片山広明, Tp.渡辺隆雄)

01. Rock Me Baby
02. ブン・ブン・ブン
03. 愛と平和
04. Remember You
05. ママもうやめて
06. 宝くじは買わない
07. 僕の好きな先生
08. 春の嵐
09. サイクリングブルース
10. It's All Right (Vo. 三宅)
11. ブルーズンロール (Vo. 三宅)
12. GOD
13. わからず屋総本家
14. 仕草
15. 君を信じてる
16. トランジスタ・ラジオ
17. ドカドカうるさいR&Rバンド
18. キモちE
19. Baby何もかも
20. 雨あがりの夜空に
Enc
01. WANTED
02. 上を向いて歩こう
03. JUMP

■リンク
ドカドカうるさいロックン・ロ-ル宣伝屋
忌野清志郎ツアー所沢@ 宮川剛
夢かもしれない
GOD光臨@所沢
小金井生活最終章
気まぐれおかんのサンボBAKA日記


ロックな日々

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2005.04.24

アースデイコンサート/忌野清志郎

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 アースデイというイベントに清志郎が出たので見に行ってきた。場所は代々木公園。なんか今日は浜崎あゆみのコンサートがあるらしくて、アースデイの会場まで歩いていく途中、何人ものダフ屋のおっちゃんに「にーちゃん、あゆの券余ってない?」とか声かけられたけど、持ってねーよ!清志郎見に行くんだよ!って声を大にして叫びたかった。しかしオレは小心者なので黙って通りすぎるだけなのだが。

 で、清志郎の出番は15:00かららしいのだが、1時間ほど前に会場についた。代々木公園といえば、おーそうだ、ボ・ガンボスのビデオで見たことがある。あの会場だ。基本的にフリーコンサートなのだが、ステージ前に行くには200円以上のカンパってことでオレは太っ腹?に500円カンパして入場。まだトークみたいのをやってる途中で、客はビニールシート敷いて座りながら聞いてるとかいう和やかなムード。オレはステージ正面の、ちょっと遠め(と、いっても普通の会場と比べるとかなりステージのそば)の場所を確保。腰を下ろす。

 ステージでは、なんだかプロかアマチュアかよくわからんバンドが演奏をはじめるところだった。ネパール人のナントカさんていう人が中心の、生ギター+パーカッション+シタール+フルートとかそんな感じの編成で民族音楽っぽい感じなんだけどネパール人のボーカルがパワフルでよかった。「イマジン」とか演った。ステージ中央のあたりはたぶん清志郎のファンが陣取ってて、みんな座って聴いてるんだけど、よこの方でこのバンドのファンが何十人か立って踊りながら聴いてて、ほほえましくてよかった。

 清志郎もこう、まったり聞けるといいんだけど、そうはいかない。このバンドが終わると、司会者が「ここからはスタンディングにさせてもらいます」と告知。みんな立ちあがってステージ前に終結。この状態でトークイベントを行いつつ、後ろでセッティングが進行。トークイベントが終わったところで、司会者が、「みなさん、もうすぐ、あの男がやってきます!!」というと会場は「うおーーーー」。司会者あわてて「そ、その前にサウンドチェック…」

 で、サウンドチェック後、NiceMiddleのメンバー登場。おおーー。三宅かっこいい。あ、ホーンセクションが4人に増殖してる…。そういや片山広明が自分のバンドのツアーでヨーロッパに行っちゃって清志郎のライブを何回か欠席するって話をきいたんで、代役のテナーかな?

 で、KINGはやめてGODになったからか、時間がないからか、「KINGのテーマ」はやらずにいきなりMCが登場、例のアオリ文句で清志郎を呼びこむと、バンドは「Rock Me Baby」のイントロを演奏し始める。ここでもうステージ前は人の波が押したり押されたりで大変な状態になりましたよアナタ!オレは身の危険を感じました!こんな危険を感じたライブは初めてだ。代々木(っていうかイナカモノのオレにはここがほとんど原宿に思える)というロケーションのせいか、200円カンパで入れるフリーコンサートなせいか、いつもの清志郎の客より若いやつが多い。もうグイグイ押したり押されたり。なんか「押すな!」とか怒鳴りあってる奴もいるし。もう1曲目は演奏聴くどころの騒ぎじゃなくて、自分の身の安全を確保するのが最優先となってしまった。

 で、これに懲りたのか、子供とか年配の人とか、後ろの方へ移動して、2曲目あたりからはだいぶ落ち着いた感じ。でも、相対にいつもより客のノリが若い。バンドの演奏はバッチリだったが、「トランジスタ・ラジオ」まではPAのせいか音、特にギターの音がイマイチで、「トランジスタ・ラジオ」のイントロが全然よく聞こえなかったのだが、それも中盤からはよくなった。

 最初にボ・ガンボスの話を書いたけど、清志郎も、「ここで演るのが夢でした。イエー、ボ・ガンボスみたいだ」って言ってた。天気のいい日の野外ライブは開放的でよいね。もうちょとまったりと見られたらもっとよかったけど。

 セットリストも、序盤に最新アルバム「GOD」の曲を演って、後半はおなじみのRCナンバー連発、最後は「Baby何もかも」にマントショー+布団ショーで締めるという構成で、客もよく盛り上がって、一緒に歌ってる人もたくさんいて一体感があってよかった。「雨あがり」は去年のクリスマスのAXでもやってたコール&レスポンスを挟んだやつで、客も清志郎もノってる感じでとてもよかった。終わった後も「アンコール!アンコール!」って言ってたし(アンコールなかったけど)。

 若い奴ら、カンパ200円のフリーコンサートだけじゃなくて、CDもちゃんと買えよー。

 そういえば、New Blue Day Hornsに新たに加わっていた多田葉子さん、梅津さんの「こまっちゃクレズマ」の人らしいけど、ショートカットで、ニコニコ楽しそうに演奏しててカワイかった。にわかファンになりました。今度「こまっちゃクレズマ」も見にいってみっかなー。


セットリスト
2005.04.24 at 代々木公園 野外ステージ
忌野清志郎 & NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS
(Vo.忌野清志郎, G.三宅伸治, B.中村きたろう, Key. 厚見玲衣, Dr.宮川剛, A.Sax.梅津和時, T.Sax.多田葉子, T.Sax.片山広明, Tp.渡辺隆雄)

01. Rock Me Baby
02. GOD
03. トランジスタ・ラジオ
04. 宝くじは買わない
05. 仕草
06. REMEMBER YOU
07. JUMP
08. 上を向いて歩こう
09. 雨あがりの夜空に
10. キモちE
11. Baby何もかも


■リンク
千駄ヶ谷スタイリスト日記
浮き沈みの毎日
ちどりのあしあと
新・こんもりお便り☆てやんでぃ!
日本共産党
DIAMOND NIGHTのLIVE日記
PS.ソングライター
LONG SLOW DISTANCE

ロックな日々

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2005.03.26

梅津和時 プチ大仕事2005 CHABO&UMEZU

 3月23日、新宿PIT INNで行われたチャボの今年最初のライブを観に行ってきた。

 チャボのライブといいつつ本当は梅津和時の企画なのだが。これは毎年やってるらしい「プチ大仕事」という企画で、チャボは3年ぶり3回目の登場。で、オレはこのライブ初めて。会場は「ジャズの殿堂」新宿PIT INN。初めてのライブハウスで、楽しみ。

 今回ひとつ楽しみだったのが、カースケこと河村智康がドラムを叩くってこと。現在活動休止中?のCHABO BANDのドラマーだ。ベースはもちろん早川岳晴なので、チャボ+早川+カースケの“75% CHABO BAND”というメンツが揃う。

 オレはチケットの整理番号が結構よかったんだけど、イス席には座れなくて(イスは早く入った人が友達の分まで席取りしちゃうので…)ステージ正面、立ち見の最前列に陣取った。うおーはやくやれー。

 開演。まず梅津さんがひとりで登場。「チャボは非常に緊張してまして…」と言いつつ、「PIT INNはジャズの殿堂ですから、失敗はできませんね」「エフェクター関係の調整とか大丈夫でしょうか?不安ですね」とかチャボの緊張をあおるセリフで笑いを誘う。で、梅津さんの紹介でチャボ登場。グラス片手にタバコをふかしながらステージに上がる。うお~カッチョいい~。

 チャボは最初チェットアトキンスモデルを手に、梅津さんと2人で2曲ほど。カースケと早川を迎え入れ、チャボもグレコ仲井戸モデルに持ち替えてバンドの形態に、と思ったら、カースケがチェットアトキンス弾きながら足でバスドラム叩くという芸を見せ、フォルクローレっぽいインスト。

 ここまでは落ち着いた感じだったけど、チャボがストラトに持ち替え、カースケも本職のドラムを叩いて「男もつらいよ」が始まったらもう、バンド~!って感じ。チャボのカッティングに梅津さんのサックスがかぶさると、なんだか気分はほとんどRCサクセション。そうなんだよなあ。清志郎のライブ行ってもRCを感じることはなぜか無いんだけど、チャボのライブでは時々、「あ、これはRCサクセションだ!」って感じる瞬間があるんだよなあ。なんでだろ?しかもこの日は、チャボがやけに「RC」「清志郎」って単語を口にして、もうオレなんかそのたびにドキドキ。なんか、チャボが「RC」って言うのを聞くと、清楚な女性が淫猥な単語を口にしたのを聞いたような、「ああ、聞いてはいけないものを聞いてしまった。でももっと聞きたい」みたいな妙な興奮をおぼえるんだけど…。

「(トロンボーンを持ち出した梅津さんに)あれ?それRCのとき使ってたっけ?」
「(梅津さんの孫の話に)清志郎に子供ができたときは、なんかそれまで一緒に遊んでたやつが急に社会性を帯びたような感じでショックだったんだけど(笑)」
「これは俺がRCに在籍してたときに出した『絵』っていうアルバムの曲なんだけど…」
「カースケはどこの生まれ?」「日野です」「それはあれだね、RCの匂いだね。忌野君と一緒だね」
「(ヒッピー・ヒッピー・シェイクの間奏で梅津さんを押し倒すパフォーマンスをし、曲が終わった後)いや~往年のRCサクセションのようだったね。あれは清志郎の役割だったけど…」

 そしてトドメはなんと言ってもアンコールでチャボが叫んだ「もう一発イクかい!?」

 ああもうなんか体中からいろんな体液が出そう。


 そんなわけだが(どんなわけだ)、演奏した曲は予想に反しカバー曲が多かった。不勉強なオレはそのオリジナル版を知ってる曲が1曲なかったので、純粋に新曲をいっぱい聴いた感覚で楽しめた。まあ、チャボの場合カバーといっても詩はチャボがつけた日本語詩なので、オリジナルといってもいいようなものだけど。「運が良けりゃ」はサビが覚えやすくて、ノリもよくて楽しい感じ。「キャラバン」は子供の頃の記憶にある「映画自動車」をモチーフにした詩で、同世代の梅津さんに「なあ梅津さん、あれは一体なんだったんだろう?」って歌の中で呼びかけるのがチャボっぽくてよかった。で、特に印象的だったのが、ザ・バンドの「トワイライト」。「夕暮れに俺を一人にさせないでくれ」ってサビをチャボと早川でハモるとこがカッチョよかった。あー、いいよ早川。いい。どのカバー曲も、チャボの世界にがっちりハマってる。

 梅津さんも、アルトサックス、ソプラノサックスはもちろん、クラリネット、トロンボーン、ピアニカ、ピンホイッスルにアコーディオンまで演奏して、どれもハマっててよかった。で、やっぱりエレキをかき鳴らす(弾く、ではなく)チャボはメチャクチャかっこいいなあ。あらためてホレ直した。カースケのドラムもよかった。CHABO BAND復活してくれないかなあ。


セットリスト
2005.03.23 at 新宿PIT INN
梅津和時 プチ大仕事2005 2005年の邂逅。CHABO&UMEZU
梅津和時(Sax,Cl)、仲井戸"CHABO"麗市(Vo,G)、早川岳晴(B)、河村"カースケ"智康(Ds)

01. 再会 (CHABO&UMEZU)
02. チョコレートの唄 (CHABO&UMEZU)
03. 鼻歌(?カバー)
04. ふくろう(アルタン、インスト)
05. 男もつらいよ
06. ホーボーへ
07. Twilight (The Band)
08. ポイ・ポイ (?カバー)
09. 運がよけりゃ (映画マイ・フェア・レディ)
10. ホームタウン
11. I want to see the bright light city (リチャード・トンプソン)
12. アルコール (キンクス)
13. In the neighborhood (トム・ウェイツ)
14. 太陽に唄って (ポエトリーリーディング)
15. CARAVAN (ヴァン・モリソン)
16. lainのテーマ (インスト)
17. ヒッピー・ヒッピー・シェイク
18. ガルシアの風
19. 久遠 (CHABO&UMEZU)
EN
01. メンバー紹介BLUES
02. Fox, trot
03. 早く帰りたい
04. 働き蜂
05. ホーボーズ・ララバイ (CHABO&UMEZU)

■リンク
cafe HENDRIX
ウラKAN
RCサクセション、ストリートスライダーズ、SIONとか、とか。


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