三宅伸治デビュー20周年記念ライブ「BACKしよう」 @SHIBUYA-AX
2007年9月22日。三宅伸治のライブだ。別段熱狂的な三宅ファンでないオレだが、三宅のアルバムは「Blues'n Roll」しか持ってないオレだが、三宅のライブは過去に一度しか行ったことないオレだが、三宅のライブだ。
主な目的は4つ。ひとつは「Blues'n Roll」と最新アルバム「つづく」(これから買う予定)にも収録されている「Forever Young」を生で聞くこと。この曲は必ず、しかもライブのハイライトで演奏されるだろうという確信があった。
2つめはカワイイと評判のSAXプレーヤーNAOHを生で観ること。公式には出演が発表されてなかったがまあ当然三宅伸治バンドも出るはずだと思ったし本人のブログにも出ると書いてあった。
3つめはチャボ。これはゲスト出演することが公式に発表されていた。
4つめは…清志郎。公式にはもちろん出演が発表されてないが三宅のキャリアを考えると絶対に避けて通れない人物なハズだ。体調に問題がなければ出演するはず…いや、出演して欲しい!
ライブはゲストが次々に入れ替わり立ち代わり出てきて三宅と演奏するスタイル。
まずはNAOH。2曲目で登場。白のドレスにアフロのカツラ。写真もカワイイが生はもっとカワイイなー。今度ライブに行こうと決意。
そしてチャボ。本編のラス前に登場。さすがにチャボが登場したときはこの日一番の盛り上がり。「Walkin' by myself」と「つづく」に収録の「一日」を演奏。しかしチャボはギターを弾く姿だけにとどまらずステージ上の立ち居振る舞いがすべてカッコいいな。
そして本編のラストはNICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS(ドラマーは宮川くんではなく新井田コーちゃん)をバックに「Forever Young」。最近、心に染みまくってる歌です。メロディと歌詞がグルグルと頭の中でリフレインしてる。「ああ お前は何をしてきたのだと 吹き来る風が僕に言う」。あっ、ここは中原中也の引用か。演奏はレゲエ調のアレンジ(多分「つづく」に収録されているバージョン)。これもカッコええな…。NICE MIDDLEの演奏もカッチリとハマっててよい。
そして本編はAXでも客席乱入の「シュー」で終了。
アンコール、ステージに登場したのはNICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNSとチャボ!このメンツはもしかしてもしかしてと思ってるとまずは「FREE TIME」。そして曲が終わった後、三宅がおもむろに弾きだしたイントロは「JUMP」だ!しかし半信半疑なのか客席の反応はそれほどでもない。ギターのカッティングにホーンのフレーズが重なったところでお客さんの多くが「JUMP」だと気付く。チャボがギターを弾きながらステージ袖をチラチラと見てる。
間違いない。出てくるよこれは。
チャボがマイクに向かい「じゃあ古い友達を紹介させてくれ」という言葉に続いて叫んだのはもちろん…
「忌野、清志郎~~!!」
きた。
きたきた。
ついに来た。
マントをまとい、執事?に付き添われて出てきた。
清志郎!!
客席は大爆発。
清志郎はいつものようにステージを練り歩き、長いイントロの後「夜から朝に変わる~」と歌い出した。
清志郎は帰ってきたのだった。NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNSに帰ってきたのだった。本編では「主なきバックバンド」だったNICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNSに、主が戻ってきたのだった。
客席には風船も出てきた(これは余分な演出だった気もするが…)。
そして「雨上がり」。バックにはチャボがいる。コーちゃんもいる。梅津片山もいる。
客席に物凄いエネルギーを爆発させ、アンコールは終了。
ああオレが清志郎+チャボの2ショットを観るのは90年のRC最後の野音以来17年ぶりだ。感涙。
2回目アンコールでは清志郎と三宅が2人で登場し「約束」を演奏。
3回目アンコールはもう出演者(41人!)全員で。
いやーヨカッタ。
とにかくヨカッタ。
しかしまあ三宅は友達がたくさんいていいなあ。歳くってるのも若いのも男も女も色々だ。そしてみんな音楽でつながっている。
それがとても素晴らしいことなのはどうにも疑いようがなかった。
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コメント
はー・・・・・・(感涙
report、ありがとうございます。
ほんとうに嬉しい。 清志郎、おかえりなさい ですね!!!
投稿: ちゅーた | 2007.09.23 22時30分
もうね、チャボが「JUMP」のイントロでギター弾きながらチラチラとステージ袖を覗く姿が「来るぞ来るぞ」という感じでたまりませんでした。
投稿: ワタナベ。 | 2007.09.26 09時18分