僕と君の全てをロックンロールと呼べ/サンボマスター

僕と君の全てをロックンロールと呼べ

SRCL-6253/2006.04.12

01. 二人ぼっちの世界
02. 手紙 ~来たるべき音楽として~
03. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ(アルバムバージョン)
04. 君の声は僕の恋僕の名は君の夜
05. 絶望と欲望と男の子と女の子
06. 世界はそれでも沈んでいくんだぜ
07. 戦争と僕
08. 愛しさと心の壁
09. 心音風景
10. ゲットバックサンボマスター
11. あの娘の水着になってみたいのだ
12. 二つの涙
13. 離れない二人(アルバムバージョン)
14. ベイビー優しい夜が来て
15. 全ての夜と全ての朝にタンバリンを鳴らすのだ(アルバムバージョン)
16. 東京の夜さようなら
17. 僕と君の全ては新しき歌で唄え
18. 何気なくて偉大な君

出ました、サンボマスターのサードアルバム。

相変わらずタイトルからして暑苦しい。「僕と君の全てをロックンロールと呼べ」。はいはい。そうさせていただきます。山口隆はすごいな。「僕と君の全てをロックンロールと呼」ばないと大変なことになりそうな威圧感がある。家の前にやってきて大音量でエレキギターかき鳴らしながら絶叫しそうなイキオイがあるぞ。わかった。わかりました。僕と君の全てをロックンロールと呼びますから、それはカンベンしてください。

で、中身もやっぱ暑苦しい。すごいです。18曲も入ってます。アルバムタイトルだけでなく曲のタイトルも、「唄え」、「呼ぶんだぜ」、「いくんだぜ」、「なってみたいのだ」、「鳴らすのだ」とかもう暑苦しい。でもそれでいいのだ。クールで爽やかな山口隆などサンボマスターではない。そうだ、山口隆、お前はそのままのチビ+小デブ+メガネでいいのだ。てゆうかそのままでなければならないのだ。チビでなければならん。ダイエットしてはならん。コンタクトレンズをしてはイカン。

もうファーストアルバム聴いたときからずっと、このバンドは、特に歌詞の間口が狭いなと、ずっと思っていた。が、もう最近はそれでいいような気になってきた。ロックンロールとソウルミュージックと君と僕と愛と平和とやさしさとぬくもりがあれば、もうそれだけでいいじゃないかと、それだけ歌ってれば十分なんじゃねえかと、そういう気にさせられてきた。

「僕はズルい人間なんです」っていうのをこれ見よがしに見せ付け、それをウリにしてしまうこと自体のズルさも、もうなんだか許せる気になってきた。

いいぞ、山口隆。それでいいのだ。

オレはでもあれだな、「戦争と僕」、「ベイビー優しい夜が来て」みたいな分かりやすいやつが好きだけどね。あとキャッチーな「全ての夜と全ての朝にタンバリンを鳴らすのだ」。あとはあれだ、「ゲットバックサンボマスター」の「ロックンロールの時間ですよ………………あーきたっ」ってのがよかったな。

なんかでも、ファーストアルバムやセカンドアルバムを聴いたときほど歌詞が突き刺さってこないのは何故なんだろ…。

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ツアー2005「サンボマスターは君に語りかける」追加公演

050405_213001 ついに見てきたぜ!生サンボマスター!!もう、チケットは発売日にあっという間に完売しちゃって、オレも頑張ったんだがチケットとれず。しょうがないのでヤフオクで買ったチケットを手にいざAXへ。

 AXに着いたのは開演40分前の18:20頃。チケットの整理番号に関係なく入場が始まってて、オレもホールの中へ。まだ時間が早いせいか、想像してたより入りが悪い。その気になればかなり前の方にも行けそうだった。

 プラプラとホールの中を歩いて客層を観察すると、当たり前だがみな清志郎やチャボの客より若い。多分平均17、8歳くらい若い。こんな奴らに押し潰されたらかなわん、ってことで前で観るのはやめて、ステージ正面、PAのちょい前で観ることに決めた。ま、基本的に客層は若いのだが、チラホラとオッサンもいる。

 で、男女比は6:4くらいかな?男が多いのは間違いないが、女もいる。ていうか、オレの近くには一人で来てる女の子がいた。いやもうオレなんか麗若き乙女が一人でサンボマスターを観に来てるって事実に感動して危うく「オレと結婚してくださいっ!」って申し込みそうになった。

 そうそう、客層といえば、昔RCサクセションのライブを観に行ったら、髪の毛ツンツンで派手な服を着た「エセ清志郎」がいっぱいいたけど、サンボの客にはそういうのがいねえな。ていうか、チビ小太りメガネでジャージの客とかいるのだが、山口のマネなのか素なのかわからん。

 とかまあ客を観察しているうちに開演時間になり、気がつけばいつの間にかホールは満員。前置きが長くなったが、いよいよだ。

 客電が消え、SEが流れる。で、メンバー登場。前の方の客はステージの方へじりじりと密集する。いや前の方は人口密度高いよ。

 オレは、1曲目は絶対「歌声よおこれ」だと確信していた。ギターを持った山口が、あのイントロを…と思いきや、山口は「いや~追加公演ですよ」みたいなしゃべりを始めた。なんだか段々しゃべりのテンションが上がっていって最後はよく覚えてないが「ロックンロールしようぜ!」みたいなこと叫んで、やっと演奏開始。で、ギターのイントロが流れると客はもうピョンピョン飛ぶわ跳ねるわ。もうね、清志郎の客とはジャンプの高さが違う。いや~、お前ら若すぎ。前に行かないでよかった。

 ツアー最終日のせいか、山口、声でてないな、と最初は思ったけど、それはだんだんよくなっていった。で、山口は1曲ごとにMCを入れる。山口はMCの間も小さい音でアルペジオを弾いてる。MCは素に近いものから、例の「…なわけですよ」ってやつまでテンションが何段階かあるのだが、最後は「だから僕は(曲名)を歌うわけですよ!」とか叫んで次の曲のイントロがガーンと始まる。もう最初から最後までこのパターン。山口ギター弾きっぱなしだよ。ギター交換もしないし、チューニングも直さない。最初から最後まで一本のギターでチューニングとか細かいことは気にせず、ギターを弾いて、歌う。ロックだ。すげーロックっぽいぞ。

 …なのだが。

 やっぱサンボマスター、ちょっと一本調子っつうか、緩急がないっちゅーか、なんか、最初から最後までずっと一緒なんだよね。3ピースっていう編成の限界もあるかもしらんけど。それから、山口が燃えているのはわかる。高まっているのもわかる。でも、ちょっと演奏が雑すぎる。なんかもう若くないからさ、騒ぐのもいいんだけど、どっちかっつうとちゃんと演奏聴きたい人だから、オレは。「オイ!オイ!オイ!」とか叫んだりするんじゃなく、ちゃんと歌を聴かせて欲しかった。曲は良いんだから。

 でもまあ、最初のワーっていうのが一段落して、中盤の「手紙」から「夜が明けたら」のあたりはとてもよかった。「今あなたに言う!」って、すげーソウルっぽい。ミラーボールもくるくる回ってたし。山口は盛んに「ロックンロール!ロックンロール!!」って叫んでたけど、ロックちゅうよりソウル!もっとソウルを聴かせてくれい!

セットリスト
2005.04.05 ツアー2005「サンボマスターは君に語りかける」追加公演 at SHIBUYA-AX
サンボマスター(Vo.&G.山口隆、B.近藤洋一、Dr.木内泰史)

01. 歌声よおこれ
02. 欲望ロック
03. 夜汽車でやってきたアイツ
04. 青春狂騒曲
05. これで自由になったのだ
06. 美しき人間の日々
07. あなたが人を裏切るなら僕は誰かを殺してしまったさ
08. 手紙
09. マフラーの揺れる間に
10. 週末ソウル
11. 夜が明けたら
12. 思い出は夜汽車に乗って
13. ふたり
14. さよならベイビー
15. そのぬくもりに用がある
16. 月に咲く花のようになるの

EN1
01. 愛しき日々
02. 朝

EN2
01. 熱中時代
02. 歌声よおこれ

ロックな日々

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サンボマスターは君に語りかける/サンボマスター

サンボマスターは君に語りかける
SRCL5874 / 2005.01.19

01. 歌声よおこれ
02. 青春狂騒曲
03. これで自由になったのだ
04. 美しき人間の日々 (サンボマスターは君に語りかけるバージョン)
05. 夜が明けたら
06. 欲望ロック
07. 想い出は夜汽車にのって
08. 週末ソウル
09. あなたが人を裏切るなら僕は誰かを殺してしまったさ
10. マフラーの揺れる間に
11. ふたり (ふたりは世界のためにバージョン)
12. 月に咲く花のようになるの

 えー、いつ頃だろう?去年の8月か9月かそれくらいかな?ネットで「サンボマスター」というバンドがいいらしいという文章がチラチラと散見されるようになった。「恋の門」の主題歌「月に咲く花のようになるの」がテレビなんかでも流れていた頃だった。早速ネットで検索してソニーのサイトで曲を試聴。絶叫系のボーカルにガチャガチャうるさい演奏。ちょっといいなと思った。さらに彼らの公式サイトを見るとメガネでチビでふくよかでおよそロックらしからぬビジュアル。だけどそれもちょっといいなと思った。

 どうやらまだアルバムは1枚しか出してないらしい。オレは銀座のHMVと山野楽器に行ったがどちらもサンボマスターのアルバムは置いてなかった。結局その日はサンボのアルバムを買うことができず、別の日に買ったのだが、サンボマスターはウワサ通りよかった。

 で、セカンドアルバムが出るという。メディアにもいろいろ露出しているようだ。これだけ宣伝してんだからさすがにCD置いてないってことはないだろうと思って銀座のHMVに行った。コノヤロ~HMV!サンボのCD山積みじゃねえか!こないだは置いてなかったのに。これが今のサンボマスターの勢いか。

 で、買って聴く。1曲目「歌声よおこれ」。すごいポップだ。「ポップ」っていうと軽そうに聞こえてしまうけどそうじゃない。重い。山口の絶叫はうるさいだけじゃなくてどこか悲壮感が漂う。ちぎっては投げ、ちぎっては投げ。だけど現状に悲観してるわけじゃない。現状肯定というロックの原点から始まる何かがある。だからポップ。「歌声よおこれ」と言われたら歌声を起こさなければいけない気になる。ちぎっては投げられる山口の何かに答えるために。聞き手の血をたぎらせる、そんなロックのパワーを見せつけられる。最初から最後まで12曲全部。

 ぶっちゃけて言うと1stと並べて聴くと詞のバリエーションが乏しいというか、ボキャブラリーが狭いんだけど、とりあえずそれはロックのパワーに免じて許す。

 個人的にはフルパワーロックンロールの「これで自由になったのだ」とソウルっぽい「夜が明けたら」がお気に入り。

 「これで自由になったのだ」なんて北朝鮮の人民に聴かせたら革命が起きるんじゃないかと思うんだけど。

 で、ライブ観たいんだけどチケット取れん…。

ロックな日々

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